山本琹谷「月次風俗図屏風」(右隻)

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月次風俗図屏風

作者山本琹谷
制作年代慶応3年(1867)
員数六曲一双
材質紙本淡彩
法量 縦(cm)124.3
法量 横(cm)44.6
解説「月次絵」は、一年間の行事や風物を順に描いた絵で、右隻から1月、2月と順に描いている。2月にあたる節分の絵として、鬼打豆をまいている図の中に落款が「丁卯嘉平月寫 琹谷」とあり、慶応3年12月に描かれた作品であることがわかる。角図には、必ず複数の人が描かれ、その軽妙さと軽いタッチが見ている者にほのぼのと伝わってくる。こういう作品の需要がどういうところに求められたものか不明であるが、幕末と明治という時代の狭間で、当時の風俗画としても貴重である。

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