重要文化財渡辺崋山関係資料 椿椿山「小集図録及び書簡」

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小集図録及び書簡

指定区分重要文化財
作者椿椿山
員数1幅
材質紙本著色
制作年代天保11年(1840)
解説画会に興じる文人たちの様子を描いている。椿山、高久靄厓、山本栞谷、永村茜山、斎藤香玉ら崋山の門人、そして椿山の門人、家族(妻、恒吉、愛、好三)が描かれる。中央の床の間には崋山が描いた高士の大幅が掛けられる。椿山は煎茶をふるまい、参会した文人たちは、床にしかれた毛氈上で寄せ書きに揮毫する。そして、家族は食事のもてなしをする。当時の文人たちの集まりには煎茶、揮毫は欠かせないものだっただろう。椿山はこの作品を福田半香を通じて、蟄居中の崋山に届けさせ、近況の報告をかねて励ましたかったに違いない。

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