紙本墨書 自筆獄廷素描及び記録
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自筆獄廷素描及び記録
作者 | 渡辺 崋山 |
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員数 | 1巻 |
材質 | 紙本墨書 |
本紙 縦 cm | 23.5 |
本紙 横 cm | 324.0 |
公開解説 | 題簽は、息子小華の妻、須磨による「牢中之縮図」とある。崋山は天保10年5月15日から大草阿波守の北町奉行所で取り調べを受ける。後手に縛られる様子、燈下で縛られた両手を膝において食事をする姿が描かれる。崋山は12月18日に出牢するが、出牢後間もない時期に描かれたものと考えられる。自らの体験を他の人に説明するために描いたものであろうか。北町奉行所の全景、白洲における取調べや給膳の様子を描く。自分の左手を袴の上にどう描くかという葛藤も見られる。末尾には、見舞・餞別をまとめている。掛川藩儒海野豫助・明石藩医藤村宗禎・小田莆川・太白堂孤月・椿椿山・荻野絳雪(椿山の弟子か、天保11年作小集図録にあり)・椿恒吉・明石藩佐藤要蔵・同村上政之助・松崎慊堂の名が見られる。明治24年の須磨による箱書がある。 |
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