重要文化財渡辺崋山関係資料 自筆画論(画譚)

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自筆画論(画譚)

指定区分重要文化財
作者渡辺崋山
員数1冊
材質紙本墨書
制作年代天保11~12年(1840~1841)
法量 縦(cm)24.2
法量 横(cm)17.00
解説崋山が田原へ蟄居した後、江戸の画弟子椿椿山から画作についてたびたび質問を受け、崋山がそれについて幽居の近況と画論の回答を送った書簡である。この書簡を収録して、表紙の題簽に『画譚』『絵事御返事』とある2冊にまとめた。『画譚』は1枚めくると、左上に「画譚」直下に「全楽堂文庫」長方印と「琢華堂蔵」の下に「椿山山房」の長方印が捺される。画譚(天保11年)には、絵具の名前や整理方法、積み重ねた絵具箱の図、絵絹にドウサ引きの際、木枠で張るのが面倒な時は、真鍮や銅の釘を使用すること、平井顕斎が作った膠の使用法などを指導している。

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