重要美術品 渡辺崋山「牡丹図(春暉曉艶之図)」

牡丹図(春暉曉艶之図)

指定重要美術品
作者渡辺崋山
制作年代天保12(1841)年
員数1幅
材質紙本着色
法量 縦(cm)207.00
法量 横(cm)64.00
解説蛮謝の獄後、在所蟄居の判決を受けた崋山は、田原の地で幽囚の日々を送る身となった。崋山の画弟子福田半香(1804~64)らは、江戸で崋山の絵を売り、その収入によって恩師の生計を救おうと考えた。この図は、その半香の義会の求めに応じて描いたもので、天保12年に描かれ、評判となり、「罪人身を慎まず」との世評を呼び、田原藩主三宅康直に災いが及ぶことを畏れた崋山はついに死を決意することになり、後に「腹切り牡丹」と称されたものである。

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