ゼバルト・ベーハム

作者名欧文Sebald BEHAM
生没年1500 - 1550

略歴・解説

弟バルテルとともに、ニュルンベルク生まれの画家・版画家。小サイズの銅版画、木版画を数多く制作していることから、ゲオルク・ペンツらとともに「クライン・マイスター(小版画の巨匠)」と呼ばれる。初期には、デューラーやアルトドルファーから強い影響を受けた。扱った主題は幅広く、宗教、神話、寓意、エロティックな風俗や民衆までを描いた。モティーフの典拠には、ラファエロやマルカントニオ・ライモンディの作品が挙げられる。
1525年、ベーハム兄弟とペンツの3人は、宗教改革の嵐の中、反キリスト教的な言動で逮捕された。裁判で追放の刑にあったが、同年中に赦免され、ニュルンベルクに戻る。ゼバルトの制作点数は、小型銅版画250点以上、木版画1500点以上(挿絵を含む)にのぼり、ほかにもステンドグラスやミニアチュールを手がけた。

この作者の資料一覧[全12件]

PageTop