鈴木芙蓉

作者名よみすずきふよう
作者名欧文SUZUKI Fuyo
生没年1752 - 1816(宝暦2 - 文化13)

略歴・解説

18世紀後半から19世紀前半に活躍した南画家。
信濃国伊那郡北方村(現・長野県飯田市伊賀良)の旧家に、木下甚内の次男として生まれる。名は雍。字は文煕。通称は新兵衛。別号に老蓮など。
江戸に出て林家に入門し、儒学を学ぶ。画は渡辺湊水・玄対親子に学び、玄対門下において、谷文晁とお互いに影響を与え合ったと考えられている。
寛政8(1796)年、元徳島藩の儒者であった柴野栗山の推挙により、徳島藩御用絵師となる。
奥州、相州、上州、越後など、各地を旅した。実景図を得意とし、《那智瀑泉真景図》(飯田市美術博物館)などの傑作を残す。

2019年『対立と融和―十九世紀の江戸画壇』リーフレット、p. 37

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