鈴木守一

作者名よみすずきしゅいつ
作者名欧文SUZUKI Shuitsu
生没年1823 - 1889(文政6 - 明治22)

略歴・解説

19世紀半ばから後半に活躍した江戸琳派の画家。
鈴木其一の子として江戸に生まれる。名は元重、字は子英。通称は重五郎。静々、庭柏子、露青などと号す。
父・其一に画を学び、その模作を数多く残す。天保13(1842)年頃に其一の跡を継ぐ。
明治6(1873)年のウィーン万国博覧会に《紅葉鴛鴦》を出品するなど、酒井抱一の孫世代として、幕末から明治にかけて活躍。
其一の鮮やかな彩色、明快な構図などを継承しつつ、抱一の情趣を重んじる表現を受け継ぎ、多岐にわたる画題を描いた。
明治期において江戸琳派様式を展開させた点で重要な画家と言える。

2019年『対立と融和―十九世紀の江戸画壇』リーフレット、p. 35

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