アルブレヒト・デューラー

作者名欧文Albrecht DÜRER
生没年1471 - 1528

略歴・解説

ニュルンベルクに生まれる。金細工師の父の許で修業した後、1486年から89年画家ヴォールゲムートに師事。1490年から数年間はドイツ各地を遍歴し、1494年故郷で妻を得た後、ヴェネツィアに旅する。1498年、木版画連作《ヨハネ黙示録》と《大受難》を刊行。キリストの描写に倣うミュンヘンの《自画像》を描いた1500年頃から、ドイツとは相反的なイタリア的形式感覚に対する関心が高まる。1505年から1年余、再びヴェネツィアを中心にイタリアを訪ね、またレオナルドの感化を示す絵を描いた。1512年、神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン2世がニュルンペルクを行啓し、これを機に《マクシミリアン祈擣書》など宮廷の求めによる仕事に携わる。1520年、新皇帝の戴冠式に列して年金の継続を願うべくネーデルラントに旅するが、鯨を見るためにゼーラント地方に出かけて、健康を害することになった。1525年に『測定教則』、1527年に『築城論』を刊行。ニュルンベルクに没する。

1991年『MUSEUM SELECTION 静岡県立美術館コレクション選110選』、p. 165

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