中林竹洞

作者名よみなかばやしちくとう
作者名欧文NAKABAYASHI Chikuto
生没年1776 - 1853(安永5 - 嘉永6)

略歴・解説

江戸時代後期の南画家。
名は成昌、字は伯明、通称は泰蔵。竹洞のほか、冲澹などと号した。
名古屋の医師の家に生まれ、はじめ山田宮常に画を学ぶが、のち豪商・神谷天遊の庇護を受け、同家所蔵の古画や中国の画譜などの模写によって画技を磨いた。
山本梅逸とともに27歳で上京し、儒学を学ぶ一方、頼山陽らと交流し、画家としても活躍。京都の南画界に重きを成した。
代表的な作例に《長楽春望図》、《孔雀図》(ともに個人蔵)などがある。
理論家で、『竹洞画論』、『画道金剛杵』などの画論をはじめ、多くの著書を残した。

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