石本秋園

作者名よみいしもとしゅうえん
作者名欧文ISHIMOTO Shuen
生没年? - ?

略歴・解説

明治から大正期に活躍した日本画家。阿波国出身の国学者である小杉榲邨と関係が深かったとみられ、一説には榲邨の女婿ともいう(『時事新報』大正6年3月13日付)。
画業には不明な点も多いが、明治28(1895)年、美術育英会(会頭:蜂須賀侯爵)が主催した蜂須賀家新築洋館室内装飾図案審査会で一等を受賞したことが知られる。残された作品には、第一高等学校に納められた歴史画(東京大学駒場博物館蔵)などがあるほか、東京国立博物館には古画の模写や、法隆寺伝来の古物を写した図が今に伝わる。また、日本における女性の服装の変遷を、古画からの引用により図示した 『歴世風俗 女装沿革図考 』(明治44(1911)年出版)では、各図を秋園が手掛け、榲邨が校閲を担当した。

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