アールト・ファン・デル・ネール

作者名欧文Aert van der NEER
生没年1603/04 - 1677

略歴・解説

17世紀に黄金時代を迎えたオランダ絵画の担い手の一人。1603年頃アムステルダムに生まれる。コリンヘムの或る富裕な家に雇われていた頃、アマチュア画家として絵画を学び、職業画家になったのは、アムステルダムに移った1630年代初めのことである。年記のある彼の最初の作品は、1632年の風俗画で、現存する最初の風景画は、1635年の制作といわれる。絵の売れ行きはさっぱりだったらしく、やむなく1662年まで宿屋を経営していたが、それも成功せず、15年後貧困のうちに世を去っている。画家としての彼の技量は、冬景色、川や運河の眺め、赤々とした光に染まる建築などに十分発揮された。月光や夕日の効果を生かし、メランコリックな感情をたたえる彼の絵画がひろく注目されるようになったのは、ウィリアム・ターナーやカスパル・ダーヴィト・フリードリヒの風景画が大きな共感を呼んだ19世紀ロマン70主義の時代であった。アムステルダムで没。

1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 170

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