マックス・ベックマン

作者名欧文Max BECKMANN
生没年1884 - 1950

略歴・解説

ライプツィヒに生まれる。10歳の時父を失い、ブラウンシュヴァイクに移住。1900年ヴァイマル美術学校に入学する。母が没した1906年、ドイツ分離派運動に参加(1911年まで)、翌年にかけてパリ、フィレンツェに旅する。当時はコンリントなどドイツ印象派に感化され、ベルリンに住んだ。1914年から15年、第一次世界大戦に際し衛生兵としてベルギー、オランダに駐屯。この戦時体験から不条理な世界像のイメージを育くみ、1918年以後、輪廓線をきかせた大胆な歪曲像を空間に圧縮して描く、独自な作風を確立した。1925年、フランクフルトのシェテーデル美術学校教授。1933年ナチに教職から追放され、1937年アムステルダムに移住。1939年ゴールデン・ゲート国際展(サンフランシスコ)で一等賞。1947年アメリカに移住し、セントルイスのワシントン大学、ニューヨークのブルックリン美術館アートスクールで教えた。ニューヨークに没する。

1991年『MUSEUM SELECTION 静岡県立美術館コレクション選110選』、p. 166

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