マックス・クリンガー

作者名欧文Max KLINGER
生没年1857 - 1920

略歴・解説

ライプツィヒに生まれる。父は芸術に関心の深い石鹸製造業者。1874年カールスルーエのアカデミーでカール・グソウに師事。翌年ベルリン・アカデミーに移り、ムンクの後の師クリスティアン・クローグと親交する。1878年最初の銅版画小品集をブリュッセルで刊行。1883年から86年パリで過ごし、モニュメンタルな絵画様式を展開する。1888年から93年ローマに行き、その風土と古典芸術に感銘した。1893年以降ライプツィヒに定住し、翌年ベルリン王立アカデミー会員、1897年ライプツィヒ版画アカデミー教授になるなど、世紀末のドイツ美術を主導する。彫刻にも優れ、1902年《ベートーヴェン記念碑》を完成。1909年ザクセン宮廷枢密顧問官に任ぜられた。ナウムブルク近郊のグロースイエナに没する。

1991年『MUSEUM SELECTION 静岡県立美術館コレクション選110選』、p. 162~163

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