ルノワール、ピエール=オーギュスト

作者名(英語)RENOIR, Pierre-Auguste
生年1841
出身リモージュ(フランス)
没年1919
没地カーニュ=シュル=メール(フランス)

略歴・解説

フランス中部のリモージュに生まれる。13歳から陶器の絵付け職人として働き、夜間学校でデッサンを学んだ。1862年からパリのエコール・デ・ボザールのグレールのアトリエで学び、クロード・モネ、フレデリック・バジール、アルフレッド・シスレーら、後に印象派と呼ばれる画家たちと親交を結ぶ。1869 年からパリ郊外でモネ、バジール、シスレーらと戸外制作を行う。普仏戦争後の1874年、「第1回印象派展」を立ち上げる。「印象派展」には第1回~第3回展と第7回展に参加した。1882年から1883年まで、北アフリカのアルジェリアとイタリアを旅行し、ラファエロなど古典絵画に啓発され、それまでの色彩を重視した絵画から、線を重視した「アングル風」の古典主義的な様式に移行する。1880年末頃から再び柔らかな画風に戻り、1890年代になると芳醇な色彩と柔らかな筆触が特徴的な、女性像や子どもの肖像画を数多く手がけた。南フランスのカーニュで没。

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