斎藤正夫

よみさいとうまさお
生年明治45年(1912)
没年平成12年(2000)

解説

白河出身の牧師、斎藤藤吉の長男として秋田県で生まれました。
小学2~3年の間を白河で過ごし、その後上京しますが、正夫は大学卒業まで毎年夏に白河へ帰省し、生涯白河を故郷と慕ったといいます。
大学卒業後、森永製菓で広告デザインなどに関わったあと戦後を迎え、以後は出身中学の美術教師を務めながら画業に励みました。
正夫は「馬の画家」と称されます。藤田嗣治に私淑し、その影響を受けたとされます。藤田に「動くものを描け」と助言され、藤田の猫に対して馬を選んだといいます。作風は独自の様式を展開し、躍動する馬を主なモチーフとして描いています。
戦前から新制作協会で活躍し、昭和58(1983)に白河市教育文化功労賞を受賞しました。

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