墨水真景図

資料No.PA00027
大分類コード02
中分類日本画
作者谷文晁
時代江戸時代
和暦天保4年
西暦1833
月日3月
点数1
品質絹本墨画
形状軸装
寸法(㎝)縦54.6 横84.0
寸法その他(㎝)軸長103.0
銘文・落款癸巳暮春写 墨水真景 文晁 印「画学斎」
収蔵館白河市歴史民俗資料館
解説松平定信の御付絵師を務めた谷文晁(1763~1840)の作品です。
タイトルの「墨水」は隅田川の別名です。隅田川の岸辺には、江戸の桜の名所である三囲(みめぐり)神社を描き、遠景には富士山を描いています。近景は、山谷堀(さんやぼり)に今戸橋が架かり、橋の左には待乳山聖天(まつちやましょうでん)社の丘と社殿らしき屋根が見えます。
全体的に粗く簡素な筆づかいに見えますが、富士山の優美なフォルムや猪牙舟(ちょきぶね;へ先が猪の牙のようにとがった舟)の形など、細部に気が配られていることが分かります。久松松平家の家老、酒井家に伝来した作品です。
キーワード隅田川 江戸 松平定信

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