植木茂

ArtistUEKI Shigeru
生年大正2年
Birth1913
没年昭和59年
Died1984

略歴

北海道札幌市に生まれる。画家を目指し、同郷の洋画家三岸好太郎に師事する。その後、三岸の死去により芸術活動の支えを失い、困惑の中京都・奈良への小旅行へ出掛ける。その際唐招提寺の大日如来の手の表情に感動し、彫刻へと転身。以後独学で彫刻に取り組む。1937(昭和12)年自由美術家協会展に抽象彫刻を出品。1950年モダンアート協会結成に参加。戦後いち早く木による抽象彫刻を試み、サンパウロ・ビエンナーレやヴェネチア・ビエンナーレといった国際展でも活躍した。1977年九州産業大学芸術学部教授に就任(~1984年)。重厚なフォルムと木の資質を生かした作品を制作。日記をつけるように生涯木を彫り続けた。日本の抽象彫刻の草分けの一人。

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