特集 愛宕配水所からの風景 いま・むかし Ⅱ-①(昭和47年(1972)頃)

資料ID571
年月日1972/00/00
撮影地多摩市,愛宕,永山,乞田,愛宕配水所
撮影者渡辺孝氏寄贈
資料群名特集::愛宕配水所からの風景
解説高台に建つ愛宕の配水塔は、市内の各地から見ることができるため、定点撮影プロジェクトでも新旧比較写真の撮影で目印とされることが多い建物です。今回は、2009年2月に東京都水道局のご協力を得て、愛宕配水所事務所から定点撮影プロジェクトで撮影会&見学会を行わせていただいた時の写真を紹介します。
 元となる写真は、2007年の企画展「ひらけ!アルバム!!多摩の風景 いま・むかし」をご観覧いただき、寄贈していただいた昭和47年頃に撮影された写真です。配水所内の事務所屋上から撮影されたもので、現在は事務所の一部が改装されたため、全く同じ場所からの撮影はかないませんでしたが、ほぼ同じ場所・方向を撮影することが出来ました。 

 ID571とID572は南側を写したもので、屋根だけが写っている建物は左側が愛宕2-2-6、右側は2-2-7になります。中央右側に写るのは豊ヶ丘北公園になります。古い写真では2-2-6のすぐ上に乞田新大橋が見えていますが、現在は建物で見えません。また、現在の写真では真横に走る小田急・京王の高架も古い写真ではまだありません。両社ともに多摩ニュータウン内では開業して居らず、この頃は電車に乗るには聖蹟桜ヶ丘駅を利用しなければなりませんでした。この頃の多摩ニュータウンは、交通の不便さや、周囲が造成中で建物があまりなかったことで、「陸の孤島」とも言われていました。

 次回は、同じ日に撮影会で訪れた、連光寺配水所からの写真をご紹介します。

PageTop