ピエール・ラプラード

作家名(ヨミ)ラプラード ピエール
作家名(英語)LAPRADE, Pierre
生年月日(西暦)1875-
没年月日(西暦)1931

略歴・解説

フランス南部、スペイン国境近くの都市ナルボンヌに生まれる。1892年パリに出て国立美術学校に入学するが、アカデミックな教育になじめず、象徴主義の画家カリエールのアトリエに通うようになる。ここでマティスやドランと知り合い、1903年のサロン・ドートンヌの創設に参加するが、後のフォヴィスム(野獣派)の運動には関わりを持たなかった。落ち着いた色調による風景画や静物画は、むしろルーヴル美術館に通って独学したというイタリア・ルネサンス期の画家ジョルジョーネやフランス・ロココ期の画家ヴァトーの詩情豊かな作風に近い。またヴァレリーやモーパッサンなど詩人や小説家とも親交を結び、多くの挿画も手がけている。日本では、1935年に国民美術協会主催により「ラプラード遺作展」が開催されている。

この作家の資料一覧[全3件]

件ずつ表示

PageTop