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白盛上花鳥文鉢

ふりがなしろもりあげかちょうもんはち
管理番号陶355-2785
地域イラン
時代イル・ハーン朝時代
年代14世紀
素材陶器
大きさ
解説透明釉の下に、白土を盛り上げて文様を立体的に表し、細部を黒い線で描いた釉下彩画技法の鉢。こうした白土盛り上げの技法はイランのスルタナバード地方で盛行したと言われている。ミコミには5単位の飛鳥が配され、その隙間に草花文が充填されている。外面には龍泉窯青磁の影響と見られる、蓮弁文が描かれれている。モンゴルに支配されたイル・ハン朝時代、中国との密接な接触から、宮殿のタイルに龍や鳳凰の文様がほどこされた。本作の飛鳥文はそうした時代背景を感じさせる一方、飛鳥と草花という文様構成からは、ペルシア世界の楽園のイメージが反映されているようだ。
分類陶器
キーワード白 しろ、茶 ちゃ
きれい、やさしい
西アジア、イラン、スルタナバード
粘土、陶器、複合陶土
容器、鉢・碗、容器、台・足付容器、台
生き物、鳥、植物、花、睡蓮(ロータス)、植物、葉・蔓草

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