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ラスター彩把手付壺

ふりがならすたーさいはしゅつきつぼ
管理番号陶352-2779
地域イラン
時代
年代13世紀
素材陶器
大きさ
解説当初、ガラスの装飾に用いられた顔料を陶器の絵付けに応用したのがラスター彩陶器で、金属的な虹色の輝きが特徴である。この光沢は釉薬上にコロイド状態の金属を定着させることで得られるもので、現代のナノテクノロジーに通じる高度な陶技である。9〜10世紀頃、エジプトやメソポタミアを中心に製作された初期ラスター彩陶器は金属器を意識した器形や文様が施されていたが、12世紀以降イランに生産の中心が移動、陶器の特性を生かした器形や華麗な植物文様が施された。やや高めの高台に算盤玉状の胴部、筒状の頸部をもつ本作は、口縁下と胴部中程にペルシア語銘文帯を持つ。祝福文と見られる文章は、途中で終わってしまっており、意味をなしていない。
分類陶器
キーワード白 しろ、茶 ちゃ
こまかい
西アジア、イラン、カシャーン
粘土、陶器、複合陶土
容器、壺、容器、把手・耳付容器、把手、容器、台・足付容器、台
文様、円・楕円、文字、アラビア文字、文様、線

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