揚げ豆腐

写真提供先:沖縄県文化振興課

結婚

大分類5章 行事と食
中分類風俗習慣(人生儀礼)
解説サキムイ:「酒盛」と書き、婚約のこと。男家から二合酒、茶。お茶請けを持っていきます。首里では昭和の初めまで、それらの料理をマギ(蓋のついた丸い漆重箱)に入れて持って行きました。お茶請けの種類にはクバン・松風・結びそうめん・揚げ豆腐がありました。戦後になり、クバン・揚げ豆腐・カシティラ・かまぼこ、豚肉の煮しめなどに変わりました。女家では昆布イリチャー(クーブイリチーとも言う)・そうめんの吸い物を準備しました。
結婚:昭和の初めころの首里では、結婚のご祝儀に、七品の料理が会席膳に盛られて、来客一人一人に出されました。豚肉入りの雑炊(富家では鶏飯)・お吸い物・長皿に九種のお茶請け・砂糖煮の豆・ウバ(鯨の脂かす)・クーブイリチー・御菜(ウセー)の七品でした。お吸い物は「三種の取替」といって、最初にそうめんの吸い物、次に中味の吸い物、最後にイナムドゥチが出されました。お茶請けは、カシティラ、かまぼこ、アーギー(クバン)、花イカ、ミヌダル、昆布巻、寒天、花麩の九種でした。

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