写真提供先:沖縄県流通加工推進課

クビレヅタ(海ブドウ)

名称かなくびれづた(うみぶどう)
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(藻類)
解説熱帯性のイワズタ科の緑藻です。匍匐茎をのばし、その途中からさらに直立する茎が生え、ブドウの房のように細かな粒が密生しています。この部分を食用とし、独特の食感から人気が高い特産品として知られています。特殊な外見を持っていますが、実際は複数の核を持つ単細胞からなる、珍しい植物でもあります。
クビレヅタの分布は太平洋およびインド洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、日本では南西諸島、九州南部に生育しています。かつては宮古島の沿岸でよく採取され、生食のほか、塩漬けしておき食べるときに水に戻して、酢味噌和えや酢の物にして食されていたようです。現在ではよく洗って生食したり、酢醤油につけたりするほか、丼ものなどにも使われます。おいしく味わうために、保管は常温で行うことや、調味液には長く浸さず食べる直前に和えること、調味液とは別皿にしてつけながら食べることがポイントです。

関連資料の表示

PageTop