写真提供先:沖縄県文化振興課

沖縄そば

大分類3章 医食同源の知恵
中分類調理法(ご飯物・麺類)
解説日本のそばとは異なり、小麦粉で作った麺をスープに入れ、その上に具材をのせて食べられます。現在では沖縄のソウルフードとも呼ばれ、スープや具材にはさまざまなバリエーションがあり、あっさりしたものから濃厚なものまで幅広い味わいのそばが作られています。その始まりは明治期、那覇に移住した中国人が「唐人そば」を提供したことに始まるとされています。当初は小麦粉を使った麺、醤油を使った黒っぽいスープだったようです。そのころ、「支那そば」と呼ばれていましたが、大正期以降「琉球そば」、そして「沖縄そば」へと名前を変えていきました。この時期、沖縄そばを提供する店が増え、広まっていったようです。そして大正期に現在の沖縄そばに近いものが提供されるようになり、現在のかたちに定着しました。様々な工夫・変化を経て沖縄そばが生み出された背景には、時代や社会の大きな変化があったと言えます。

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