写真提供先:沖縄県文化振興課

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東道盆

名称かなとぅんだーぼん
大分類4章 おたのしみとおもてなし
中分類食器(もてなす)
解説東道盆は琉球王国時代に、儀礼など特別の席で料理を入れた器です。外側は脚付きの漆器製で円形・四角形・六角形などさまざまな形があります。蓋がつくのが通例です。蓋を開けると小皿が入っています。小皿は漆器が多かったようです。しかし陶器・銀器などもありました。中国に古くからある食蘢(じきろう)が原型だとみられています。琉球王国では精緻な螺鈿文様が施されるなど独特の様式に発展し、18世紀頃には明朝中国へ他の漆器類と共に進貢品として輸出されています。朝鮮王国でもクジュルパン(九節板)と呼ばれる宮廷料理を盛る器があり、東道盆とよく似た形をしていています。

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