写真提供元:沖縄県農業研究センター

カンショ(甘藷)

名称かなかんしょ
方言名ンム
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(芋類)
解説1605年に野国総管(生没年未詳、当時の北谷間切野国村の人)が中国の福建省から苗を琉球に持ち帰ってきたのが始まりで、その後、儀間真常(1557~1644年)が栽培の普及に努め、やがて琉球の各地に広められました。でんぷん、ブドウ糖、ビタミンA、ビタミンCおよびカリウム等、ミネラルも豊富に含みます。ウムニー(ンムニーとも。イモをキントン状に調理したもの)、蒸し芋、焼き芋、天ぷらなど、さまざまに調理されます。また、サツマイモは水分が多くそのまま貯蔵することが難しいため、イモからデンプンを採取し、乾燥させ「ンムクジ」を作っていました。ンムクジにすると長期保存ができるので常備され、使うときは水やだしで溶き、ンムクジアンダーギーやンムクジプットゥルーにして食べられていました。

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