写真提供先:(一財)沖縄美ら島財団

コーリャン モロコシ

名称かなこーりゃん もろこし
方言名トーナチン
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(穀類)
解説熱帯アフリカ原産で、野生種は全長3mに達するが、現在の栽培種は2m前後です。沖縄ではトーナチンとよばれ19世紀以前から栽培されており、カンショ(サツマイモ)が渡来する前は主食のひとつとされていたようです。その後はコメとまぜて食べたり、行事の際の餅(トーヌチンムチ)、ムーチー(鬼餅)の材料として使われることが多くなったとみられます。宮古では製粉して「ウプギャムムツ」という餅にしたり、団子を水煮して作りゆでたアズキをまぶして「ウプギャムフキヤギ」を作ったりします。現在は食用としての栽培はほとんどなく、祭儀用としてわずかに残っているだけです。ただし、カボチャ栽培等で防風垣としての栽培は増えています。

関連資料の表示

PageTop