コムギ
名称かな | こむぎ |
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方言名 | ンナムギ |
大分類 | 2章 食べてきたもの |
中分類 | 食材(穀類) |
解説 | 原産地は中央アジアの高原地帯といわれ、世界で最も生産量の多い作物のひとつで、日本には弥生時代に朝鮮から渡来したとされています。コムギの本来の生育は、秋に種を播いて越年させ、夏に収穫する、越年草(秋子麦)ですが、春に種をまいて晩夏に収穫する春小麦もあります。 イネ科コムギ属の1年生作物で、高さ約1mで、葉は細長く平行脈があります。茎頂に穂を出して花をつけ、生長し種子になります。種子は外皮に覆われ、中に胚乳と胚芽があり、これを製粉して胚乳を小麦粉として食用にします。沖縄では麹にされたり、味噌や醤油の原料とされたりするほか、小麦粉にするなど多様な用途があります。小麦粉の用途としては、そうめんの材料や天ぷらの衣にされたり、溶いて薄焼きにしてヒラヤーチーやチンビンが作られたり、菓子の材料になったりと、様々に使われます。沖縄では伊江島で栽培される「江島神力」が在来とされています。現在沖縄の代表的料理として知られる沖縄そばは、名目はそばですが、原材料は小麦粉が使われています。 |