ゆしどうふ

写真提供先:沖縄県文化振興課

豆腐

名称かなとうふ
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(加工食品)
解説沖縄の代表的な食材のひとつ。良質なタンパク質を含む食品で、沖縄の人々の食生活にとって大きな役割を果たしてきました。昔は家庭でも石臼などの豆腐作りのための道具があり、自家製の豆腐作りが広く行われていました。
一般的に、豆乳(呉汁)ににがりを加えた後、型に入れて固める前の状態をユシドーフといいますが、そのまま柔らかい状態で食材としても使われます。塩やだし、ネギなどの薬味で調味するなどして食べられ、あっさりした味わいが人気です。一方、型で成形したものは島豆腐と呼ばれています。戦前は「ウシジャードーフ」といって、ざるに流し固められた円形のものが作られていました。
県外の豆腐との大きな違いは、大豆を加熱する前に豆乳を絞ること、押し固めて作る島豆腐はずっしりしていて固いため調理してもくずれにくいこと、温かいまま(方言で「アチコーコー」)でも販売されいることが挙げられます(※すべての島豆腐に当てはまるわけではありません)。濃厚でコクがある味わいも特徴です。
豆腐はチャンプルーやンブシーには欠かせません。汁物にも多く使われるほか、揚げ豆腐、焼豆腐にもされます。豆腐ようやルクジューといった加工食品の材料にもされます。

関連資料の表示

PageTop