写真提供先:沖縄観光コンベンションビューロー

ブクブク茶(ブクブクー茶)

大分類4章 おたのしみとおもてなし
中分類茶(現在飲まれているお茶)
解説ブクブク茶は現在も沖縄風の料理を出す料理店・喫茶店などのメニューにある独特のお茶です。抹茶と同様、茶筅(ちゃせん)でお茶を泡立てます。大きな椀で、たっぷりとした泡立ちをたのしみながら飲む、玄米を中心としたブレンド茶です。
琉球王国時代の史料(『中山伝信録』など)に出てくるお茶の記述が「ブクブク茶を指す」との考えもあります。しかしも「抹茶を指す」との考えも多くはっきりとしません。また男性の抹茶(茶の湯) に対して女性の茶道がブクブク茶だったという説もあります。
このように起源については不明ですが、明治時代以降の研究・記録から、ブクブク茶が主に那覇(戦前は首里市と那覇市があり、異なる文化圏だった)の女性たちの間で楽しまれていたことがわかっています。戦後、ブクブク茶はいったん途絶えます。しかし食文化の研究会・保存会などが調査・研究を行ない、復興を果たしました。

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