写真提供先:(一財)沖縄美ら島財団

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砂糖

名称かなさとうきび (かんしょ)
方言名サーター
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(油脂類・砂糖・調味料)
解説沖縄での砂糖製造は1623年(尚豊3)に儀間真常が初めて行ったとされていますが、それ以前の尚金福王代(1450~53年)に長嶺陵正によって行われたという記録もあり、この時期までに琉球にサトウキビがある程度栽培され、砂糖が伝わっていたことがわかります。
儀間真常らによって黒糖の製糖技術が導入されると、首里王府が砂糖の増産に力を入れ、専売制を実施したことにより、収益性の高い産物として日本の市場に出荷されました。
一方で、白糖や氷糖はもっぱら中国産を輸入していたことがわかっています。
明治期に近代的製糖が始まっても、黒糖は製造され続け、今日でも伝統的な食文化の代表的な味覚として親しまれています。
黒糖の用途は幅広く、料理や漬物加工用、お菓子の材料やお茶請けとしても利用されます。
また黒糖はほとんど精製していないため糖分以外の成分も残されており、特徴のある風味を持ち、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいます。

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