写真提供元:沖縄県農業研究センター

クネンボ(九年母)

名称かなくねんぼ
方言名トークニブ
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(果実類)
解説東南アジア原産で、中国南部、日本南部で栽培される常緑小高木です。300年ほど前に中国南部から沖縄へ導入され、鹿児島を経て本州に伝えられたとされています。江戸時代にキシュウミカンが広まる前は関東地方まで広まっていました。ウンシュウミカンやハッサクの花粉親で、日本の在来品種の親元となっています。果実は扁平な球形で、縦径が約7~8㎝、横径が約9㎝。果肉は柔らかく、果汁が多く、甘み・酸味とも強い味が濃厚です。生食されるほか、沖縄の伝統的な菓子である「橘餅(きっぱん)」の材料としても使われます。

関連資料の表示

PageTop