写真提供先:(一財)沖縄美ら島財団

ウコン(秋ウコン)

名称かなうこん(あきうこん)
方言名ウッチン
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(野菜・香草・キノコ類)
解説南アジア原産といわれ、広く熱帯地域で栽培されています。ウコンはその根茎をターメリックといい、染料やカレー粉の着色料に使われます。中国では13世紀の記録が確認されており、日本へは享保年間(1716~1735)に渡来し、薬用及び観賞用として栽培されました。王国時代の琉球では換金作物として重要視され、大坂市場(現在の大阪府)などにおいて高価で取り引きされていました。17世紀ごろから19世紀終わりごろまで首里王府がウコンを専売し、天保年間(1830~43)以降は薩摩藩の専売制度の管理下に置かれるようになりました。草丈約1mの宿根草で、根茎は太さ指大で、輪状の節があり、橙黄色で桂香があります。葉は淡緑色長楕円形で、6~7枚の大葉をつけます。花は円錐形の花序で、花びらは黄白色で黄条があります。ウコン独特の色素は食品の香辛料や健康食品として利用され、食欲増進や利尿促進、内臓疲労軽減に役立つとされます。

関連資料の表示

PageTop