写真提供先:沖縄県流通加工推進課

ダイコン 島ダイコン

名称かなだいこん しまだいこん
方言名シマデークニ
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(野菜・香草・キノコ類)
解説地中海原産であるダイコンは日本でも古くから栽培され、沖縄でも18世紀にすでにダイコンが栽培されていました。ダイコンはその地域に適した品種が県外でも多く、沖縄においても中城村、那覇市鏡水、名護市屋部、津堅島および久米島などで在来のダイコンが栽培され、それぞれ形状および風味が異なります。一般的に島ダイコンは、青首ダイコンより繊維のきめが細かいので煮崩れしにくく、また味がしみやすいことが特徴です。そのため特に煮物やおでんに適しています。昔から年越しや正月の肉汁に肉や昆布とともに用いられ、お祝いの席ではニンジンとともに紅白なますとして利用されるほか、切り干し大根として保存し、イリチー(炒め煮)にして利用されてきました。近年は作付け面積が著しく減少していることから、非常に稀少な島野菜となりつつあります。栽培時期は9月から播種を行い、100~120日で収穫できます。

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