秋月 等観

作家情報名(ヨミ)しゅうげつ とうかん
作家情報名(英語)SHUGETSU Tokan
国籍日本
生年月日(西暦)****/**/**
生年月日(和暦)不詳
没年月日(西暦)****/**/**
没年月日(和暦)不詳

略歴・解説

 室町時代後期の画僧。法諱は等観、俗姓は高城氏。薩摩(鹿児島県)の人。秋月は薩摩島津氏の家臣であったが、出家して山口の雪舟を訪ね、画法を学んだ。明応元(1492)年帰郷、薩摩福昌寺の塔頭に住す。延徳2(1490)年に雪舟より71歳自画像(模本が伝わる)を拝受しているが、これは頂相の授受によって法嗣を証する禅宗の伝統と同様に、画法伝授のしるしとしての意味があった可能性がある。この雪舟自画像には明の文人青霞の賛があり、明応年間に入明したと思われる秋月自ら得たものと推測されている。秋月はその後、数名の弟子を育てたようである。秋月の伝歴については、江戸時代の文献の他に、薩摩ゆかりの僧で、雪舟と親しく交流した桂庵玄樹(1427-1508)がすでに記述している。

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