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豊後国速見郡鶴見七湯の記
| 大分類 | 歴史 |
|---|---|
| 中分類 | 古文書 |
| 小分類 | 豊後国速見郡鶴見七湯の記 |
| 法量(㎝) | 43.0/29.6 |
| 点数 | 2 |
| 公開解説 | 詞書と挿絵によってなり、古記録とも画帖ともいうべき本資料は、速見郡鶴見村(別府市)にある「七湯」と、当地や近隣の名所・旧跡、特産物、風俗などについて詳しく解説する。画帖装に仕立てられ、二帖に分かれるが、巻名や巻号がみえないので便宜上、順に「第一帖」「第二帖」と呼んでいる。第一帖は表紙・裏表紙を除いて40丁、第二帖は同様に57丁からなる。冒頭の「鶴見七湯の枝折のはし書」により、本資料が弘化2年(1846)、伊島重枝の手により成立したものであることがわかる。正確にいえば、伊島が詞書を書き、江川吉貞が挿絵を描いたとのことである。またここには、制作の動機も示されている。鶴見村は慶長6年(1601)の久留島氏の入封、森藩の成立以来、同氏・同藩の支配のもとにあったが、8代藩主となる久留島通嘉が同村に古くより伝わる「照湯」を修理・再興したので、このことを顕彰してのものであったようだ。ゆえに冒頭より、照湯を「第一」とし、「宮路の湯」「伊麻井の湯」「明礬山の湯」「とびの尾の湯」「壺の湯」「谷の湯」と、「鶴見七湯」についての説明が続く。湯の起源や沿革、現状、また効能などがつづられる。ほかについても記述が詳細であり、鶴見村もしくは周辺の歴史を知るうえでの貴重な情報を伝えている。大分県指定有形文化財(指定名称は「豊後国速見郡鶴見七湯廼記」)。 |