マルク・シャガール

作者名(ヨミ)まるく・しゃがーる
作者名(英語)Marc CHAGALL
生年(西暦)1887
没年(西暦)1985

略歴・解説

1887年、ヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)の敬虔なユダヤ人家庭に生まれる。20世紀初頭パリに出て、モンパルナスに住み、詩人のアポリネールや画家のモディリアーニらと親交を結んだ。1915年、ベラ・ローゼンフェルトと結婚。第二次世界大戦中には、ナチスドイツのユダヤ人迫害を恐れ、アメリカに亡命。1944年、妻ベラが急逝し、悲しみのあまり9ヶ月にわたり制作から遠ざかる。1947年、永住を決意してフランスに戻り、1950年、プロヴァンス地方のヴァンスに居を定める。1952年ロシア生まれのヴァランティーナ・ブロドスキー(愛称・ヴァヴァ)と再婚。この頃には、名声は世界的なものとなり、20世紀絵画を代表する巨匠として揺るぎない地位を獲得した。1966年、サン・ポール・ド・ヴァンスに移り、1985年に逝去するまで同地で暮らした。その制作活動の幅は広く、油彩画、版画、挿絵、ステンドグラス、彫刻、陶器、バレエ舞台装飾などのほか、1964年にはパリのオペラ座の天井画も手がけた。キュビスムなど前衛芸術の影響を受けながらも、故郷であるユダヤ地区の暮らしや家族、恋人たちや花束などを題材に、現実と夢が混ざり合う幻想的な世界を色彩豊かに描いた。1977年、レジオンドヌール勲章受章。

この作者の資料一覧[全1件]

件ずつ表示

PageTop