冨士山諸人参詣之図

法量(幅)㎜748
法量(奥行)㎜360
和暦慶応元年
西暦1865
主な材質
解説2代歌川国輝・画。開国後に生じた物価の高下を富士登山を行う人々に見立てた錦絵(3枚続き)。右側から中央にかけての登山中の人には「紙」、「砂糖」、「たばこ」、「墨」など、下山している人には「竹」、「油」、「唐物」などのように、半纏や笠に物の名称が朱色で記されている。物価の変動という日常生活に直結する事象の表現に富士登山が用いられており、富士講が庶民に身近な存在であったことをうかがわせる。野田においても富士塚をはじめ富士信仰に関わる資料は多く存在しており、関わりの深い資料と言える。

PageTop