魚形埴輪

法量(高さ)㎜180
解説東深井古墳群(流山市東深井)第7号墳から出土した魚形埴輪。古墳時代後期(6世紀末頃)のもの。円筒形の器台の上に魚の姿を模している。魚の種類は不明だが、利根川を遡上する鮭の可能性がある。背鰭を欠くが、胸鰭と腹鰭が貼り付けられており、丸みを帯びた大きな尾鰭がついている。頭の部分は線刻で口と鰓が表現されている。魚の埴輪は珍しく、現在のところ茨城・千葉・埼玉・群馬などから数例発見されているのみである。

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