堀口 泰造

人物名(ヨミ)ほりぐち たいぞう
出身地東京都
生年月日(西暦)1916

略歴・解説

堀口 泰造(ほりぐち たいぞう)は、東京都生まれの彫刻家。幼い頃から画家を志す。20代で従軍し満州へと渡り、敗戦後はシベリアで抑留生活を送る。1949年に復員し、藤沢に住み、米軍基地で看板や似顔絵などを描いて生活する。40歳を過ぎた頃から彫刻に目覚め、彫刻家・菅沼五郎に師事し、二紀展や藤沢市展などに出品する。シベリア鉄道を経由したスペイン・モロッコへの長旅をきっかけに、シルクロード、中東、インドなど各地を巡り、モチーフの幅を広げていく。自らの抑留体験を凝縮した「捕虜」のシリーズは、1975年「第29回二紀展」において文部大臣賞、1980年「第1回高村光太郎大賞展」で優秀賞を受賞。そのほか、「カルメン」シリーズやテラコッタ作品、蜜蠟から形作られた小品が知られる。

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