「鮎貝駅」

資料ID5519
作者菊地隆知
制作年1997
額寸法(縦)327.00
額寸法(横)265.00
単位mm
公開解説西置賜郡内の駅にはよく「川柳」の額があった。この欄では一番初めこの駅を紹介した。56号で古い駅舎の二十句ばかり。昭和二十五年の句会の題は「朝」「日」、後援は鮎貝村役場、蚕桑村役場という時のもので少々鑑賞したい。
貧しくも朝だけ揃ふ膳の数     吉ん坊
味噌汁の湯気倖な朝にする     白 陽
こんな日が三日も欲しい湯の煙り  覚恋坊
日本晴故郷の秋の美しさ      逍 窓
迷信とばかり笑えぬ日に出遭い   酔 雨
もっと偉くなる筈だった古日記   横 京
現在駅のポスターに「鉄道は 心をつなぐレールです」と。高校生のここ三つの駅の看板にある標語を書いてみた。
見せよう 自分の証明 定期券
乗車時に 共に乗せよう やさしさを
危ないよ 駆け込み乗車は 事故のもと
「鮎貝駅美化運動」と駅協力会の看板があった。駅は町の玄関みんなできれいにしましょう。
◇トイレの中で「たばこ」は吸わない。
◇ドアのあけしめはていねいに。
◇広場に自転車を乗り入れない。
◇たおれた自転車はおこしてあげよう。
◇自転車の「おきっぱなし」はやめよう。
◇広場の「ゴミ」はひろいましょう。
◇広場に「ガム」をはきすてないようにしよう。
◇花に、時々水をあげましょう。
◇待合室はよごさないようにしましょう。
平成四年四月二十日(月)~二十六日(日)この期間に、「祝 白鷹町鮎貝ふれあい広場竣工記念」の看板があり私もたまたま見せて頂いた。「平成三年度 山形県美術、書道、写真展」という。作品は町在住と出身者のものであった。また別に「第六回入選作品鑑賞会」主催白鷹町文化会、町中央公民館、目録により「日本画二点、洋画七点、工芸四点、写真七点、書道十四点」駅広場竣工記念にふさわしい薫り高いものだろう。満開の桜のタイミングはその後も開かれていれば素晴らしいことだろう。
川柳数句の中の酔雨さんは昭和三十六年「川柳やまがた」(県)の編集主幹であった。私は通巻百十号まで五十余枚その表紙を担当していた。氏は『酒千句』「酒千句成らない悔いが増すばかり」「酒千句三百残してぶっ倒れ」「欲ばった願ひに神はそっぽ向き」…を創作中、一月に逝かれ、間もなく二月小生もぶっ倒れ福島医大に入院右半身不髄になった年。逍窓氏は、長井小学校校長を十八年務められた江口庄藏氏である。昭和五十五年「身辺雑記」をまとめられた。酔雨氏逍窓氏共に山口におられた。
【芳文217号】
公開解説引用【芳文217号】

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