「赤湯駅」

資料ID5492
作者菊地隆知
制作年1995
額寸法(縦)327.00
額寸法(横)265.00
単位mm
公開解説また「赤湯駅」に寄る。「高畠町」より下りで六分、新幹線の速いのでも下り上り同じ時間である。長さとスピードの関係であろう。
冒頭の「また」とは、本誌45号の表紙「駅」の第一枚目の発進駅でもある(昭和五十八年六月)。開業の歴史は明治三十三年四月二十一日である。昭和三十四年三月に改築され、長く馴染まれたが、現在、山形新幹線開業後その主要駅として面目を一新している。当駅は、平成五年七月十四日完成記念の式典が盛大に催されたとある。
その斬新なデザイン、駅利用する地域の人々の度肝を抜くには充分なものがあったろう。上京するに必らず寄る駅であるが初めは全く変なおかしな建物ではあった。パラグライダーをモチーフにしたデザインと知り、駅舎部分では全国初の通産省グッド・デザイン賞を受賞しているともいう。駅舎中央部コンコースを挟んで市観光物産センターが併設されており、駅利用者と、市民の交流の場としても開放されている。今年二月「駅コン」としてふるさととの交流を拡大しようと駅でギターコンサートが開かれたと聞く。
昨秋の新聞でJR赤湯駅長さんの「提言」を拝見。(駅を核とした街づくり)新幹線効果フル活用(住民も参加し未来プラン練ろう)と。JR東日本や南陽市のお仕着せの施設ではなく「赤湯駅から未来への飛翔」を基本コンセプトに〝若さ〟と〝翔ぶ〟を基本に、山形新幹線全列車停車の念願をこめて南陽市とフラワー長井線沿線市町の長井市、川西町、白鷹町、飯豊町の住民と山形県人東京南陽会の皆さんが十万人署名活動や駅舎改築にかかる一億円を超える募金活動を展開して実現したものであるという。まさにここの駅は南陽市だけでなく、フラワー長井線沿線市町の駅であり実質的な表玄関と云えるだろう。
ここに位置する南陽市は、福島市と山形市を結ぶ国道13号、相馬市と新潟市を結ぶ国道113号、南陽市と長井市、白鷹町を結ぶフラワー長井線の分岐点にあって、東京駅から二時間十三分で着く交通の要衝にある。
新幹線の奥羽本線は部分単線区間や平面交互踏切が介在している。利用需要が増えこれらのことが解消されると東京まで二時間を切ることも夢ではないような気がすると云う。そして通勤も可能になるかも知れない。とに角多くの観光客が下車してくれ長井線の客も増え経営に良い影響があるといいのだが。
でも速いことばかりでなくゆっくり一日がかりで東京に行ってみたいと思う人が世に一人もいないのだろうか。
【芳文190号】
公開解説引用【芳文190号】

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