總宮神社
| 資料ID | 459 |
|---|---|
| 大分類 | 歴史 |
| 中分類 | 建造物 |
| 資料名(よみ) | そうみやじんじゃ |
| 公開解説 | 【長井市指定文化財】 名称:總宮神社 本殿 指定:市指定 類型:有形文化財 建造物 説明: 宮地区にある神社。あやめ公園東南の高台に、延暦年間(782~802)の創建と伝えられています。その後、文禄年間(1592~1596)に下長井諸郷の神社を合祀し、惣宮大明神(そうみやだいみょうじん)と称しました。 現在の本殿は天明2年1782))に米沢藩(藩主上杉鷹山31才の時)の援助により竣工しています。三間社流造り(さんげんしゃながれづくり)銅板葺き、妻面桁(けた)や木鼻(きばな)の彫り物、向拝(こうはい・ごはい)両端の海老虹梁(えびこうりょう)など、総欅造り(そうけやきづくり)の格式高い建築です。明治13年(1880)、西置賜郡内唯一の県社に指定、今日まで地域内外の人々より尊崇を受けています。また、「天地人」のドラマの主人公であった直江兼続が戦勝を祈願して植えたとされる「直江杉」が今も境内にそびえ参拝者を迎えています。 『長井の文化財』(2014年長井市発行)より 【文化的景観における重要な構成要素(建造物)】 名称:「最上川上流域における長井の町場景観」 指定:国選定 類型:重要文化的景観 景観単位:宮区域 種類:構成要素(建造物)No.29 所在地:長井市横町 説明: 町場の形成を伝える重要な要素。旧宮村の北端、最上川と野川の合流する高台に位置し、その存在が地域の歴史や信仰を伝えています。 平安時代に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷地征服の際に、白鳥の社をここに創建したのが始まりとされます。鎌倉時代に長井郷44ヵ村の神社をここに合祭し、下長井郷総鎮守の森として、「總宮」の社号を定めたとされています。現在の本殿は天明2年(1782)の上杉鷹山寄進の木材と住民の浄財で再建された三間社流造。向拝(こうはい・ごはい)に精緻な彫刻が施されています。江戸期の庶民信仰を伝える貴重な建築です。 秋の例大祭には、江戸時代から続く黒獅子が舞い、市内各地の寺社の黒獅子舞の起源といわれます。 『最上川上流域における長井の町場景観 保存計画』(2019年長井市発行)より |

