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道東の四季-夏

資料ID411
作者佐藤 忠良
制作年1976
材質ブロンズ
寸法(高さ、縦)48.00
寸法(幅、横)19.50
寸法(奥行き)14.50
単位
公開解説「道東の四季」について
 釧路市の南北を結ぶ、荘厳優美なヨーロッパスタイルの幣舞橋は、札幌・豊平橋、旭川・旭橋とともに、北海道を代表する三代名橋といわれています。
 昭和48 年はじめ、国道改良計画の一環として、橋の架け替え工事が検討され、計画段階から市民がイメージ作りに積極的に参画しました。現橋(第四代)の四隅にある親柱をそのまま残すこと、並びに新しい橋の高欄の途中に建てられる四基の橋脚小柱の上に、市民の全額寄付金により発注制作されるブロンズ像を設置することが、市民の強い要望から決められました。現在の第五代幣舞橋は、日本で初めて橋上に彫刻をもつ橋として、一層、全国的にも注目され、また観光の名所としても賑わいをみせるようになりました。
 彫刻設置市民の会が中心となり、「市民の手で彫刻橋を」のコンセプトの下、(1)ブロンズ彫刻「道東の四季」の制作設置、(2)台座調整、及び記念石碑の建立、(3)記録映画等の作成を事業内容とする市民運動が展開されました。
 今日我が国でも、都市空間に芸術を導入しようとする考え方が、漸く、定着してきましたが、昭和48 年頃としては極めて画期的な事業でありました。当時の橋梁技術の粋を集めた新幣舞橋に、日本を代表する彫刻家四人(佐藤忠良、舟越保武、本郷新、柳原義達)の競作による「春」、「夏」、「秋」、「冬」をテーマに制作されたブロンズ像を設置する、全国的にも例を見ない都市空間が誕生しました。
 芳文庫ギャラリーコレクションが保有する「道東の四季」4点は、その五分の一に相当するエスキース像です。
アイヌ語で「ヌサ・オ・マイ=幣場・ある・処」の意味で、幣場は神まつりの為、イナウ(木幣)を立ててならべたところ。古く、幣舞橋上流にあった岩場に木幣が流れ着いた様が、岩場に抱かれているように見えたとする説、幣舞橋を見下ろす丘陵地に幣場があったとする説等がある。
幣舞(ぬさまい)とは……※ アイヌ語で「ヌサ・オ・マイ=幣場・ある・処」の意味で、幣場は神まつりの為、イナウ(木幣)を立ててならべたところ。古く、幣舞橋上流にあった岩場に木幣が流れ着いた様が、
岩場に抱かれているように見えたとする説、幣舞橋を見下ろす丘陵地に幣場があったとする説等がある。

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