電気問題実行委員会 長井町民大会(1919年 大正8)
個人蔵
電気問題実行委員会 長井町民大会(1919年 大正8)
| 公開解説 | 1910年(明治43)、長井町の財政強化策として野川の水力を利用した電気事業が計画された。しかし、事業は通信省や山形県の調整により進展しなかった。1914年(大正3年)、渡部源内はじめ17名が電気事業後援会を結成し、長井町営事業として山形電気株式会社より配電を受けることとなり、同年11月15日、長井軽便鉄道開通式と同日に長井町の電灯約800余が灯った。1918年(大正7)、長井町は、野川発電所構想を実現させるべく、土地及び流水使用について西根村と約定書を交わし、通信省への働きかけもしたが、長井町の主張は認められなかった。この写真から、電気事業を実現させるための実行委員会を組織し、各方面に積極的に運動を展開してきたものと推察できる。 |
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| 巻次 | 通史第3巻 |
