図3-29 一村評判済口留帳

(一財)文教の杜ながい蔵

一村評判済口留帳

公開解説領内の村々では文化年間以降(1804~)になると村独自または複数の村々で、倹約や禁止事項など生活維持のために村民が相互に規制し合う「村評議」が作成されるようになる。本史料は慶応4年(1868)に大石村で作成された村評議(村議定)で、禁止事項や過料(罰金)を条文化したものである。稲よりも桑を盗んだ過料が高額となっており、大石村の生活基盤が桑(養蚕)にあったことを物語っている。
巻次通史第2巻 近世編

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