イギリス船并船験之図

資料名(ヨミ)イギリスセンヘイセンゲンノズ
大分類美術工芸
中分類絵画
小分類一般・その他
時代・時期近世
成立年代(始)江戸時代後期
解説イギリス軍艦は中国風
19世紀に入り、隠岐近海にも異国船が出没し、松江藩は海防の必要に迫られた。兵法、修験、忍術を学び、武芸の志厚い藩主に褒められた七代雨森清遊は、藩の軍用方奉行や異国防禦取調役を勤めた。異国船に対する警備のために、入手したのが本図と考えられる。イギリス国旗が詳細であるにも拘らず、中国風の船体に大砲を据えて描く。西洋軍艦を実見しない段階で、当時の人が想像できた大船は、中国船だったことによる。
参考文献『松江藩士の江戸時代-雨森・黒澤両家の伝来史料から』(松江歴史館、2012年)

PageTop