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塩札
資料名(ヨミ) | シオフダ |
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大分類 | 歴史 |
中分類 | 考古資料 |
小分類 | 近世(松江城) |
時代・時期 | 近世 |
成立年代(始) | 江戸時代 |
解説 | 昭和25~30年(1950~55)に行われた松江城天守の解体修理工事の際、「塩蔵」ともいわれる天守地階から塩札が出土しました。塩札とは、塩を入れた俵(塩俵)に付けられた墨書がある木札です。 江戸時代、日本海沿いにある浦(漁村)は、小物成(年貢以外の雑税)として塩を松江藩に納めました。塩札の出土は、松江城に運ばれた塩俵の一部が天守地階に備蓄されたことを物語っています。 40枚の塩札のうち 36 枚には、その両面に墨書があり、片面に郡名、浦名、庄屋名、年寄名が、もう片面には塩の貫目(重さ)と「塩主」として生産者名が記してあります。 ちなみに、墨書された浦名は「菅浦」「片江浦」「北浦」「野波浦」「大芦浦」「千酌浦」とすべて島根郡の浦でした。当時の島根郡の浦々は、松江藩における塩の主要な生産地だったと いえるでしょう 。 |
文化財指定 | 松江市指定有形文化財(歴史資料) |