松江城之図

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松江亀田城内より眺望図

資料名(ヨミ)マツエカメダジョウナイヨリチョウボウズ
大分類歴史
中分類絵図・地図
小分類絵図
作者名彫工布野豊
時代・時期近代
成立年代(始)1873年(明治6)
解説明治6年(1873)9月に松江城で開催された博覧会において天守が公開された。本図は、博覧会会場となった松江城と、遠眼鏡(望遠鏡)を備える展望台として使われた天守からの眺望図である。城内には取り壊される前の構造物が書かれている。一枚ずつの刷物をつなげて巻物に仕立てたもので、旧蔵者の「吉田氏」による奥書が添えられている。

【奥書】
往昔秀吉の命を蒙り、堀尾帯刀居城を能義郡月山より松江に移し城郭再建あり、亀田の城と云、後寛永年中より松平直政侯の居城也、明治六年癸酉九月県庁の許可を得て、本月十日より十月十日迄の日数中城内におゐて博覧会を筵席し、天守に遠目鏡を備、衆庶群をなし、四方眺望する所の絵図面なり
吉田氏珍蔵

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